中日スポーツより転載
   2008.10.2掲載

ドラ

石井新一
  新日本麻雀連盟会長

 前局に子萬をアガリ、ようやくトップに立って迎えた南4局の西家。2位
南家との差は2000点。もう大物手は要らない、早くアガって逃げきりたい。
 図は、トップを走る西家の手牌で、7巡目に五索が入り、西ポンテンに取
る手となった。ところが、他家が持てばオタ風の西が、いまだに顔を見せて
いない。まだ山の中か、あるいは、もちもちなのかは不明。
 そこで西をトイツで落とし、タンヤオ狙いに出る手があるか、さてどうする。
 

解答

20.12. 15更新

 最優先は早逃げ戦法だけに、西を切り出していては手が遅れる。
ここは打四萬として、西のポンテンに構える。しかしその前に、カン六筒が
入れば打七筒とし、567の三色手とする。
ツモ