〜クラブからのアピール〜
スポーツが あなたにできること なんスポで
私たちの住む四町の「スポーツ事情」はけっして恵まれたものではありません。私たちの住むこの南部は何十年後どの年代の人々にとっても、スポーツが満足にできる施設や団体、仲間が存在できるでしょうか。子どもたちをスポーツに出会わせるために、遠くまで通わせなければできないなんていうことにならないために・・・・。
「昔から、そうだったから・・・」これから先も同じようにできるという保証などあるのでしょうか。
考えてもみてください。今もなおスポーツは行政をはじめ、地域の各種団体、学校など社会的役割に従い、いろいろな人々の努力で無料(ただ)に近い提供を受けて成り立っています。でも、いつまでも続けられるのでしょうか。行政財源の問題とて、無尽蔵ではありません。それよりもこれまで地域スポーツを支えてきた地域の振興会(愛好会)メンバーも高齢化したうえ、最近のスポーツの多様化や個人主義観から、参加者のどなたにも満足のいくスポーツの提供はもはや無理と言えます。学校においても、従来から、教職員定数により置きたくてもおけない部活動があったのですが、最近は専門的指導を求められても、それに応えることが難しくなっている中学校の現状や、教科の体育を中心としたスポーツ指導だけでは不十分とわかっていても、多くの学校教育活動のバランスの上に成り立っている小学校においては余程の工夫がない限り、スポーツを十分に行うことに無理と言えます。学校には、地域の力を頼りながらも、ともに歩むことを期待します。
社会体育の団体さんもメンバーの誰かが、いつ参加できなくなってもおかしくはありません。社会体育の団体は地域でスポーツができる唯一の団体です。現在の誰も支えない状態では、子どもたちが大人になってお母さんがやっていたように、やりたいと思っても他をあたらなければならなくなるのです。
地域での社会的役割に応えていくことが今、求められているのです。
さまざまな立場でスポーツを支えていく人々が、それまでのようにいかなくなった今、『はしま南部スポーツ村』には『存在』の意味があります。
子どもたちは、従来に比べ、3つの間『時間・空間・仲間』を失った、と言われています。そのことの影響は『実体験の感覚』を味わいにくくなったということではないでしょうか。一方大人たちは地域において、『地域の子どもを叱らなくなった』(H17,中央教育審議会答申)という報告があります。この2つを合わせて考えてみると、『子どもが外で遊ぶことが少なくなり、大人との距離が開きつつある』ことにはならないでしょうか。そうだとするならば、スポーツで距離を縮め、世代を越えたコミュニケーションを創ることが可能だと思えます。
『なんスポ』の運営者は事業企画から、諸準備、実際の活動、事務的処理等すべて自分たちで行う自主運営です。「意見を求められて発言し、実現は別」で行うわけではありません。考えたことを実現に向け事を起こす団体です。そして将来においては活動実質上、特定非営利法人化も視野のひとつです。いずれにしても高い志を持って地域のスポーツ事情を作り変えていこうとする団体です。
日本人の平均寿命もどんどん伸びていますが、一方で介護にかかわる問題も様々な形であります。単に長く生きられることだけではなく、『健康寿命』こそ大事ではないでしょうか。このことは子どもたちには、体力をつけ自分の可能性を試す力になるでしょうし、それぞれのライフステージやライフスタイルによって違いが出てくるとは思いますが、スポーツによって「健康の保持、増進、体力や心の力の向上、リフレッシュ」ができるのではないでしょうか。
地域に住む私たちがスポーツを通してコミュニケーションを深めていくことができるようになるならば、世代を越えた地域の活力を創ることになると考えます。
<クラブの使命>
(1)小中学生に多くのスポーツを提供する。
(2)四町ならどこでも同じようにスポーツができるスポーツボーダレスゾーンを実現する。
(3)地域で盛んなスポーツをもっと多くの人でできるようにする。
ソフトボール、剣道、卓球などなど
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