中日スポーツより転載
　　　２00７．７．２１掲載

　初回に子満を放銃して、迎えた東２局の南局。
これが終局近くだと痛い時が多いが、まだ東１局での出来事だけに、
ばん回のチャンスはいくらでも残されている。ここは冷静になることが先。
　図はその南家の手牌で、３巡目のツモが一筒。
そしてここで、何の発想もせず手なりで打てば打一索となり、イーシャンテン
に備えることになる。でも、これではあまりにも無策すぎるし、最下位の打法
ではない。では、どう打つのがよいか。

幸い巡目もまだ早い。ここはまず七筒を一枚外し、次に二索か三策が入ると
もう一枚の七筒を外し、狙いは１２３のチャンタ三色。しかし四萬か五萬が先に
入ると、狙いはマンズの一通。そしてもう一手、八筒か九筒が先に入ったチヤンタ
手も少し考えておく。